みなさんこんにちは。
N式FXの内藤です。
今回はグループ内ではなく、一般の人からのお悩みに対して
微力ながら尽力できればと思いQ&A方式でお伝え致します。
Q. MA(移動平均線)を使ったFX手法でトレードしているのですが。。。
例えば、5分足チャートの中に1時間や4時間のMAを入れてマルチタイムで監視してエントリーチャンスを狙っていますが、特に損切りが難しいと感じています。
何故なら、1時間や4時間のMAは一旦抜けてから時間をかけて戻ってくることがあり放置した結果、戻ってこない場合には損切りが非常に大きくなってしまい判断に困っています。
いつものパターンだと、損切り幅を小さくすると損切った後に戻ってきたり、切らないで様子見していたら戻ってこないで損切り幅が大きくドカンと負けてしまいます。
このような場合の判断の仕方や、実際どのように判断すればいいのでしょうか?
判断するポイントなどがあればご教授下さい。
A. MAを使用したFX手法に対する内藤の見解
この問題は、’’FXあるある’’ ではないでしょうか。
まず、MA手法でどのようなトレードがしたいのか?
そして、どのような資金管理を考えているのか?
まずは、この2つを ’’決める’’ ことですね。
MAとは直近またはある期間の’’平均値’’ですので
これをどう使うか?
さらにトレード自体に資金管理が組み込まれていないと資金管理は出来ないので
どうするか?
よくある平均的な値幅を獲りにいくやり方として、押し目買いや戻り売りをするのであれば
当然、狙える値幅は’’平均値幅’’になります。
もっと詳しく言えば
そこでの’’期待値’’は、押し目買いで考えるなら’’中央値’’の出来るだけ安値付近から
中央値の高値付近までの値幅がでているところであればエントリーしてもリスクリワードは良いということになります。
この場合、損切りは中央値を超えた辺りにセットしておけば良いでしょう。
間違ってもチャート上の見た目の水平線などにセットするのはこの場合はNGです。
要約すると、平均値を軸に平均的な値幅を獲っていくのであれば、大きく獲ろうとすればするほど
本来の目的からは的外れなトレード(ただ勝てば良い的な)を自ら構築してしまいます。
よって、このような場合は値幅も上記のような値幅が獲れれば合格点としておきましょう。
それ以上伸ばそうとするのは、’’ギャンブル'' となります。
次に、MA(移動平均線)から乖離(かいり)又は突き抜けを狙った使い方ですが、この場合は値幅を大きく狙えます。
何故なら、大きく動くという事は、平均値を大きく上回るか、下回るか、という事です。
代表値(平均値)での考察は理論上、不可能ということになります。
この場合に大事なのは、平均値ではなく、推進率または修正率ですね。
この場合の率というのは、大きくなればなるほどフラクタルが確認できることが多いです。
少し、難しくなってしまいましたので興味のある方は、研究してみて下さい。
どのように活用するかによって狙える値幅は変わらなければいけないのですが、これが出来ていないと
平均を獲っていこうとする手法なのに大きく狙うことで保有時間が長くなる。
平均を獲るために.....。
これでは資金管理がトレードする時点で出来ていないので、これを資金管理を考えたトレードにするには?
平均値(この場合は期待値)で決済するということです。
期待値と言ってもFXでは本当の期待値は計算できないので(間違った計算はできますが)この場合は、
利確は中央値から高値辺りを目標にして、損切りは中央値を超えたら素早く切っていくやり方が
資金管理が組み込まれたトレードという事になります。
次に、乖離や突き抜けを狙ったトレードの場合はリターンは充分です。
ただそれを獲りにいくのに必要以上のリスクはおかしてはいけません。
宝くじを当てるのになけなしの全財産をかけているようなもので、文字通りギャンブルです。
負け側は常に一定にすることで資金管理による差益が生まれるわけです。
取り返してやろうという発想はその時点で資金管理が出来ていない証拠です。
ご質問の悩みどころを分かりやすく言えば、次のように言うことができます。
それは、、、
『全ての局面でプラスを獲りたい! その判断が難しいです!』
はい、それは当然難しくなります。
おそらく答えはでないでしょうし、判断もできないと思います。
判断というのは、’’決断’’です。
自分のポジションがプラスになったからといって判断が正しかったわけではないんです。
決断というのは全てを踏まえての決断ですのでその通りに決断することが正しいんです。
だから、ブレない。
つまり、安定するということです。
おそらく理解が深まるごとにこの文章も違った捉え方になるかと思われますがそれも狙いです。
時間の経過とともに何度も読み返し、落とし込んで下さい。
どうぞ少しでも今後にお役立てください。
今回は、一般お悩み解決としてみましたが解決に少しでも近づくことを願います。
最後までお付き合いありがとうございました。