みなさんこんにちは、いかがお過ごしでしょうか?
前週までのエリオット特集は大変高評価をいただきまして誠にありがとうございます!
大波、小波の向かう方向の予測や値動きに対する対応という意味で強い味方になるというのが私的見解ですが、有効ライン(N-aito式)を引ければ対応できてしまうというお話でしたね。
通貨の相関関係について
相関関係でのトレードといえば流行り出したのが2005年あたりでしょうか?オージーやニュージーのスワップ狙いやポンドのボラティリティ狙いも相まってポンドニュージーやポンドオージーが一部の間で話題になった頃でしょうか。
オージーとニュージー、この二つの通貨はよく似てます。
よってテクニカルチャートも同じようなラインが引けてしまいますのである意味、相関を見なくても一つのテクニカル分析で一緒の結果が出てしまうのも相関関係の特徴ということになります。
ではなんで相関ペアを見るのかというと、エントリータイミングをはかるためであったり、上記のオージーとニュージーの場合であれば、オージーがすでにアップトレンドに乗ってる時にまだトレンドに乗っていないニュージーをピラミッティングで買えるわけですよね。
ピラミッティングというのは、トレンド転換する辺りで多くのポジションを持って転換後にトレンドが終わりに行くにつれてポジション数を少なくしていく手法ですが(高値掴みや安値売りなどの逆行ナンピンとは逆のイメージ)これも転換ポイントが分からないと大きな損失を出してしまいます。
これは正の相関通貨ペアの一方が上昇相場に転換した場面で、まだ上昇転換していないもう一方の相関通貨ペアをピラミッティングで買い足していくという手法で応用できます。
この手法(相関、逆相関も含め)は世間では少なくとも2005年には既に確立されていますのでそれらをふまえたうえでも単独のテクニカルで充分通用するという考え方に至りました。
基本的にN-aito式では単独でのテクニカルチャートを用いてのトレードになりますが、実は単独でも見なきゃいけない場所、時間、時間足切り替え等々やる事が盛りだくさんなわけです。
一通貨ペアの一つのチャートをずっと眺めているわけではなく時間足切り替えやラインの効き具合などの確認で思ったよりも忙しいですが、ゆったり相場と向き合えるって感じでしょうか。
おそらく想像と違って、1通貨ペアでこんなに確認しているのか?って感じになると思います。
これらの場合は正の相関になりますので1通貨監視の場合は充分成り立つわけですね、実際、N-aito式ではほとんどが1通貨監視になります(全てではないです)。
負の相関(逆相関)の場合を例にしますと、ユーロとドルは円に対してドルが上がれば逆に円に対してユーロが下がることが多いですね。
イコール、ユーロドルとドル円の両方を監視しなければなりません、私がユーロ円をやらない理由はそこにあります、他にも2通過のスワップ目的の買い持ちももちろんしません。
正の相関の場合、当然ながらテクニカル通りのトレンドが発生すると他通過を見るまでもなく相関トレンドが発生しているというのが現実であります。
トレンドが発生する場所で‘’張る‘’ことができれば大きく獲れるわけですから。
‘‘張る‘’というのは‘丁半博打の‘’張る‘’ではなく、狙い場所を‘’張る‘’という意味です。
場所が分かればあとはタイミングですから正の相関の場合は応用できるわけです。
今回のテキストでは最強の相関ペアのテクニカル解説をしています。
さらに今回はずっと狙っていたプラチナの下落の取り方(N-aito式の鉄板、応用になります)を解説します。
最強の相関通貨ペアは一体どのように監視するのか? 単なる強弱だけ見てても上手くいきませんので何処をどう見て狙っていくか?
エントリーとイグジット
エントリータイミングはもみ合いに付き合わずスマートにエントリーするのが理想ですが、イグジットはそれ以上に大事になると言っても過言ではないでしょうか?
イグジットの位置は伸ばせば伸ばすほど反転しやすい(上昇、下落がずっと続くわけではなく必ず反転する)ですので利益が減ってしまい時間効率的にも悪いので全体のリスクリワードも考えてトレード時間を設定できるようにするのも含めての分析になります。
最近よく頂くメールで、‘’分析がこんなに楽しいものなんて知りませんでした、ありがとうございます!‘’というメールがあるんですが、これは分析どおり、あるいは分析をくつがえす動き(想定内)を行ったり来たりしているからこそですので、分析の重要性に気づくと気分的にもトレードスタイル的にも大きく変われる最大のチャンスでもあるわけです。
少し話がそれましたが、相関を見てトレードする時は、‘’正の相関か負の相関か‘’ を考えないとポンド系が全て落ちたからといって、ポンド総売りなどをしてしまうとかなりの利益ロスとなってしまいます。
わかりやすく言えば、玉入れ競争のイメージでしょうか? 4つの玉入れがあった場合に1つ目は玉1つ入れると1ポイント入り、2つ目は玉1つ入れると2ポイント入り、3つ目は玉1つ入れると3ポイント入り、4つ目は玉1つ入れるとマイナス1ポイントの玉入れがあった場合は、当然ながら3つ目の玉入れを選ぶのが最もポイントが稼げるという事です。
私が正の相関が強い通貨ペアを選ぶ理由はまずはそこにあります、プラス、ボラティリティ。
当時は一部で流行った手法ですが、応用するのであれば正の相関と負の相関をしっかり理解して単純に相関の反対(逆相関)だから逆向きになる訳ではないという解釈が最も大事になります。
手法は千差万別ですが利食いは極論、そのトレンドにおける最終利確位置は同じなわけですから良いとこ取りで臨機応変に良いものはどんどん取り入れていってほしいですね。
ルールは大事ですが、偏った考えが相場では命取りになりますので欲張らず、ほどほどに自分が狙えるところを待つ。
そしてFacebookグループもかなり盛り上がってきました! 皆様のおかげです、ありがとうございます!
最後に12月に入りトレードも佳境に入ってきましたが最後にしっかり気持ちを引き締めて今までのルール通りに少し早い手仕舞いを心がけて今年の締めを括ってください。
それでは皆様の勝利を願っております、ありがとうございました!