みなさんこんにちはTです。
前回記事で、使っている手法(トレード)が今の相場(レンジとトレンドに区分け)に合っているかどうか見極めが必要というお話をさせて頂きました。
今回はその続きになります。
先入観による問題
やりやすい相場、やりにくい相場の見方について、今回は先入観について触れたいと思います。
先入観とは、対象の認識において、誤った認識や妥当性にかける評価・判断などの原因となる知識、または把握の枠組みのことを言います。
この先入観は他人の言葉や本などから得た不十分な知識によって起こり、FXにおいてもこの先入観から時に大きな損失を生んでしまうことにもなりかねません。
ここでいう不十分な知識とは、知識自体が問題ということではなく、偏った知識が問題となってきます。
人は最初に知ったこと、学んだことを正しいと信じやすい傾向にあり、特に初心者の方や長年相場と向き合いながらも中々勝てない方は注意が必要です。
ここから抜け出すためには、すべての不確実なものを一度疑ってかかり正しい知識を身につけていく必要があります。
不確実なものはおおよそ損切りトレードから見いだせ、これも普段のトレードをルール通りに出来ているかどうかがポイントになってきますが、この部分については今回割愛させて頂きます。
正しい損切り、よく聞かれる言葉だと思いますが、それは本当に正しい損切りだったのでしょうか?
先入観、思い込みから、正しいと信じてエントリー~損切り。
運よくたまたま利確出来る場合もありますが、そもそも正しい損切りは正しいエントリーがあって行われるものです。
ここを間違えてしまうと、ただの損切り貧乏になってしまいます。
エントリーが正しく無ければ、損切りは必然です。
エントリー~大きく逆行する前に損切り出来たと自己評価してしまう事は危険です。
これも先入観によっておきる問題の一つです。
間違っているかもしれないトレードなのに、たまに勝ってしまうこともあるからやっかいな問題です。
先入観から脱却する方法
先入観から抜け出すためには、全ての不確実なものを疑ってかかり正しい知識を身につける必要があるとお伝えしました。
正しい知識とは、持っている知識を深堀りする事と、幅広い知識を身につけていくということです。
FXの知識を深堀りとは、いきつくところは、相場の原理原則の部分、理論(theory)を知るという事。
FXで勝ち続けるために必要な要素として、3つのM(手法、資金、精神)の管理がありますが、それぞれにおける理論、有名なところで、手法に関するダウ理論や波動理論、ランダムウォーク理論であったり、メンタルに関わるプロスペクト理論などがあります。
手法はおおよそ、このような理論をもとに作られていると思いますが、これを理解して使っているかいないかでは結果に大きな差が出てしまいます。
中にはこの理論をすっ飛ばしたような手法も、無数に転がっていますがそのような考えでは継続的に勝っていくことは難しいのではないでしょうか?
理論を無視した手法で勝てますか?
逆に基本さえしっかりしていればどのような手法においても、理論と逆行するところはやらない、など勝てる手法として磨き上げることが出来ると思います。
不十分な知識では、やりにくい、と感じられる場面が多くなりますが、きちんと知識さえつければ、やりにくいと思っていたところもトレードチャンスに変わったりもしていきます。
「ここだけやってれば勝てるのに」だけど、損切や仕事のストレスなどからメンタル崩壊してやらかして…
このような方は資金管理やメンタル管理に関する理論や知識を身につけて対策する必要があるように思います。
上述しましたプロスペクト理論なんかも、知識として知っていれば、何故自分がやらかしてしまうのか?を理解出来ますし、理解できるからこそ対策をとれるようにもなります。
次に幅広い知識ですが、同一のトレーダーや本だけでなく、様々なトレーダーの意見や本などから情報収集し実践することが有効かと思います。
偏った知識だと先入観の罠に陥りやすい。
ここは、ただ情報収集するだけでなく取捨選択が重要になってきます。取捨選択していくためのいくつかポイントがありますが、一つの基準としてその情報が自分自身に合っているかどうかが挙げられます。
以前にもお伝えしましたが、性格や基本となっている考え方、置かれている環境は人それぞれですので、自分が腹落ちしたものを組み入れていけばいいと思います。
私もFXをはじめた当初は、狭い視野の中で、当時使っていた手法、講師を信じてトレードしていましたが、偏った知識のため今では考えられないようなところでエントリーし損切りしていました(笑)
全てダメというわけではなく学ぶ事も多くありましたし、得られる情報から取捨選択しながら自身の手法に活かすことが重要なんだと思います。
長々となりましたがこれから成果を上げていきたい、今以上に成績を伸ばしたいと思っている方は今の手法や考え方などで不確実なものを一度は疑ってみてはいかがでしょうか?
手法の表面だけ見るのではなく、正しい知識を得ることで相場の見方が変わるかもしれませんので。
今日も最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました。
何かのお役に立てれば幸いです。